世間で言われている35歳限界説って本当?

年齢が高くなるほど、転職へのハードルが高いと感じてしまいます。それは、採用する側もそうですが、転職をしたい側にとっても、今の生活を変えていく決断が難しいからです。ただし、実際に年齢を考慮した選考はあるので、年齢が高いほど不利になるのは間違いありません。

 

良く言われているのは、35歳を超えると転職は難しいという説です。企業が年齢を考慮しているのなら、採用枠は新卒よりも小さいのが当たり前で、それだけ倍率は高くなります。それでも、35歳が限界かというと決してそのようなことはないでしょう。年齢で一律に決まるのであれば、とうの昔に社会問題化してもおかしくないくらいです。

 

不利を受ける年齢は実際に存在するのか?

新卒の採用枠なら、高校生・大学生・大学院生とそれぞれがある程度の範囲で収まり、年齢差で不利を受けるようなことはありませんが、中途採用枠は応募者の年齢がバラバラです。もし、不利を受ける年齢があるのなら、応募の時点である程度の振り分け(足切り)が行われていることになります。

 

あるサイトのデータでは、人事担当者へのアンケートで、年齢による足切りは43.4歳とのことでした。もちろん、40歳未満と足切りにしたり、50歳までは大丈夫とした回答もありますから、あくまでも平均的な数字です。では、素晴らしい経歴とスキルを持つ44歳と、平凡な履歴の43歳で人事担当者は43歳を選ぶのでしょうか?答えはNoでしょう。

 

つまり、ある年齢が限界だとする説は、企業が求めている人材と個人の能力を完全に無視して、年齢だけを言っているだけに過ぎず、実際には想定よりも著しく離れていない年齢ならば、許容されるのが現実です。したがって、年齢だけで不利になると気にしていても何も始まらないということです。

 

35歳限界説は単なる目安

どのような仕事でも10年で一人前という考えからすると、大卒から10年ほどの35歳は、働き盛りと呼ばれる40代をこれから迎え、社会経験でも業務経験でも不足のない優れた人材が多いです。にもかかわらず、転職は35歳限界説が流れており、50歳でも採用する会社があるのに、自分の年齢で諦めていないでしょうか?

 

年齢を条件にしている会社があるのは否定しませんが、そのラインは会社しだいなので、自分の年齢でも採用してくれる会社を選ぶだけです。新卒の採用でも、一流大学以外が学歴で足切りされてしまう場合、一流大学ではない大学生は就職を諦めてしまうのでしょうか?

 

そうではなく、自分の学歴でも採用してくれる会社がないか、懸命に就職活動をするはずです。転職でも同じことで、求人では年齢制限がなくても、選考で年齢制限があるのは確かです。だからといって転職を諦めたりせず、面接をしてもらえないか応募していくしかありません。少なくとも面接まで辿りつけば、直接自己アピールできるのですから、数多くチャレンジしてみるべきでしょう。

 

また、年齢にこだわっているのは、もしかしたら自分のほうかもしれません。採用に年齢が考慮されるとしても、選考基準の1つでしかなく、逆に考えると年齢を満たせば誰でも採用するのかといえば違います。同程度の人材なら年齢で不利を受けることはあるとしても、年齢だけで採用が決まるわけではないのです。

 

若い人は吸収が早く可能性に満ち溢れているから…と思うのではなく、自分は若い人にはない経験があると自負して、むしろ堂々と勝負すれば良いのです。人材としてトータルで考えると、年齢以外の部分が若い人よりも優れていれば、当然のように採用すべきと考える人事担当者も世の中には多く存在します。自分には年齢以外にアピールポイントがないか、良く考えて対策しましょう。

 

年齢による不利が全くないわけではない

企業の採用枠は、その会社が決めることであって、年齢を条件にしている会社も当然あります。そのような会社に、年齢条件を外れた応募をしても、ほとんど無理だというのは誰でもわかります。しかし、どの会社が年齢に条件を付けているのか、もしあるなら何歳程度が条件なのか、働いている人は満足しているかなど、候補になっている会社の情報を知りたいかもしれません。

 

そのような場合、転職サイトを利用すると役に立ちます。働く前に会社の内情を知るのは難しく、これは新卒でも中途採用でも同じです。しかし、転職サイトには受けようとしている会社で実際に働いた人からの情報提供で、勤務状況はどのようになっているのか?給料は?休日は?残業は?など、疑問になりそうな多くの情報があり、これから応募する人にとって非常に重要な情報源です。無料で登録できて、応募先を選ぶためのきっかけになるのでおススメです。

 

また、転職サイトはこれから転職先を探す人だけではなく、既に応募している人、さらには内定をもらっているが内部の情報が欲しいという人にも有用なサービスですし、求人情報だけを提供するこれまでのサービスとは、別次元の存在であると言えます。

 

未経験の業種ほど転職に年齢が関係してくる

新卒時に自分で決めた業種であっても、人間は日々生活していく上で、その価値観や興味のある分野も変化していく生き物です。新卒のときは無我夢中で働いていたのに、年齢を重ねて気付けば他の仕事をやってみたいという希望は、誰でも一度くらいあるのではないでしょうか。

 

あくまでも一般的な話をすると、中途採用枠に即戦力が求められているのは否定できません。未経験の応募者については、人件費が安く抑えられて長く働いてくれそうな、若い年齢に分があるのは当然です。また、未経験の業種では自分よりもひと回りも若い人に、部下となって仕事を教えてもらい管理されることも多いです。そのような経験は、年齢を重ねるほど抵抗が大きくなるので、安易な気持ちで異業種に転職すると失敗します。

 

転職は何歳くらいまで可能なのか

様々な業種があり、様々な年齢層が働いているのですから、何歳であっても転職は可能です。応募して面接まで行ったのなら、場合によっては採用するつもりで面接に呼んだことは確実だと言えます。実際のところは、業種によっても企業によっても格差がある部分なので、一概に年齢で決まるものではありません。

 

常識的に考えると年齢的な衰えは否めませんから、50歳を超えて若者と同じように作業できるはずもなく、30代までなら大抵のことはこなせても、40代になると難しくなり50代になるとさらに難しいです。仕事を覚えるまでの期間では、30代に時間はありますが、40代からは余程頑張らないと新しい仕事を覚えるのに苦労するでしょう。このような側面があって、35歳限界説や40歳限界説が出てくるのです。

 

管理職なら50歳でも転職できる可能性がある

若い人が優れているのは、頭が柔軟で覚えが早いことや比較的給料が安いことです。しかし、若い人がいくら勉強しても絶対に得られない「経験」を、30代以降の転職組は持っています。経験というのは時間の経過とともに積み上げないと、どのようにしても得られるものではなく、本人の経歴となって身についていくものです。

 

経験を重ねて年齢も高くなった結果、普通は責任が重くなって何らかの管理職に昇格していきます。これはごく自然なことで、管理職の中途採用は総じて年齢層が高いです。また、個人相手の業界から法人相手の業界へ転職、もしくは逆のケースでは苦労しますが、現在の業種と重なる部分が少しでもあれば、管理職というのは比較的異業種でも共通している職能です。

 

例えば、どのような営業でも扱う商品・サービスが異なるだけで、顧客対応というノウハウは共通部分があります。それであれば、営業の管理職というのも共通してくるわけです。他には人事や経理など事務系の管理職、法務や広報のように、業務内容がある程度固定的な分野では、年齢が高くなっても管理能力が通用する世界です。

 

業種を変えるよりも構造が変わると難しい

転職先として最も難しいのは、異業種であることよりも異業態、つまり企業としての収益構造や仕事の流れが全く異なる業界へ飛び込むことだと言われています。例えば、飲食店で接客のプロとして実績を積んだ人は、異業種であるホテルの受付業務はできても、同業種で材料の仕入れに回ったとき、ノウハウが全く違うので苦労するということです。

 

経験によって人が異業種にも対応できるのは、それまでのノウハウを一部でも生かせるからであって、全く何もない状態からスタートするのでは、年齢が高くなるほど難しくなるのはわかりやすいのではないでしょうか。そういう意味では、30代までの転職が理想的で、以降はやる気しだいとなるのですが、異業種の中でも異業態に該当する転職では、相当な苦労があると覚悟しておいたほうが良さそうです。

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